西安まであと100kmくらい。



ここ、4日続いて雪でした。
それは別にかまわないのですが。。。
1月11日、人生最悪の迷子をしました。
雪が津々と降り積もる夜、自分がどこにいるのかも分からず、あと何km進めば集落があるのか、そこにたどり着いたとして宿はあるのかもわからず、腹が減って足は動かず、涙こぼれそうでした。
だいたい中国の地図はひどすぎる。3冊の地図を見比べると、まず、意見が一致しない。一致したとしてもそれが正しいとも限らない。この地図に一体なんど泣かされたことか。
迷子中、集落を3つばかり通ったのですが、宿はどこ?ときくと、[ねーよ][しらねー][あーあっちあっち。(根拠なし。シッシッと同義)]を30連発。
イスラム圏でさんざん甘やかされてきたため(普通、案内するか、うちにこい、となる)、文化の違いに驚きました。
最後にたどり着いた村でもそんな感じだったのですが、料理屋(閉店後)に入り、無理矢理飯食わせてもらい、[こうなったらこの店に泊まってやる、意地でもここから動かんぞ!]と思っていたら、何とかなりました。感謝。
迷走70km、何とか翌日には脱出しました。
昨日はなぜか、経営者がちゃんといてガラガラの宿20軒にたて続けに[空き部屋ねえよ]と断られました。
いまだに理由は分かりません。全国旅館ストライキデーとかだったんでしょうか?
おかげで、中国では無理だと思っていたホームステイができたので、まあよかったのですが。
最近、気を抜くとすぐギアが凍りついて動かなくなってしまいます。近くに店があればお湯をもらうのですが、今日は小便かけようか真剣に悩みました。
蘭洲で偽札をつかまされました。200元(3200円位)も。違いは自分には分かりません。
2枚とも、ATMからピン札で出てきました。路上で甘栗売ってるおばちゃんに一瞬で見抜かれました。この二つから考えると。。。偽札の発行元は銀行(もしくは行員が小遣い稼ぎにやっていて銀行は黙認している)?
なんつー国だ!と腹が立ち、この国に仕返ししてやる!と思い、公安でのビザ延長料の支払いを偽札でしようとしたのですが、またしても一瞬で見破られました。
ガイドブックには、[偽札と知らずに使っても捕まる(多分知ってて使ったのバレてた)]と書かれていたので、[ヤベー!ドジッたぜ、捕まる!]と思いきや、偽札を返してくれました。逮捕はないにしても、何で偽札を回収しないんだろ?仕方ないので記念に持ち帰ります。
このブログ、最初は生存報告と日記だった気がするのですが、最近は愚痴と反省文に変わってきているような。。。

Comments

Anonymous said…
中国では、札はボロければボロイほど喜ばれる、という話を開高健が本に書いてます。
たしかに、日本じゃどうみても廃棄処分がふさわしいような、3分の2ほどにチビた札が平気で流通していることもあります。

では、なぜ中国では、札はボロければボロいほど喜ばれるのでしょうか?

考えといてください。

中国の校庭でも走った?
TARO said…
ボロければしっかり使われているということだから、本物としての信用性が高いということですか。

治樹、あせって事故にあわないようにね。
それにしても、宿に泊めてくれないってひどいな。
Anonymous said…
太郎カシコイ!

つーか、一発で答えだしたらおもろないやん(怒)
腕立て200回!

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