Posts

Showing posts from January, 2008

海まで、あと200kmくらい。

Image
今日、父が多分60歳になりました。 60。すごい数字だ… 父は60だというのに、長女は家事手伝い、長男はMNEET予備軍。うーん。 連雲港まで200kmです。まだ旅の途中だというのに、なんかもう家路についてる気分… 大阪のブックオフでうっかり23時まで読みたくもない下らない漫画を立ち読みしてしまい、一人で淀川をチャリで遡上している夜に良く似た気分。 正直に今の気分を言えば、帰りたくて帰りたくて仕方ないのですが、あと200kmでは心の整理がつかなそう。 連雲港は近すぎるので、青島まで行きます。 色々ゴチャゴチャ考えた結論として、やっぱり復学したいのですが、 吉田寮はこのまま僕を住まわせてくれるのか、研究室に居場所はあるのか、など等問題は山積。 浦島太郎になるという事に関しては、自分は新聞ラジオテレビを視聴せず、目が節穴なため、もともと浦島状態が常態という感があるので問題なさそうだけど。 ところで、最近発見したことがあります。 チャリをこぎながら店を探すといつもいつもいつも道路の反対側にあります。(道路を渡るの面倒くさい、というのもあるのですが、店を出たあとうっかり4,5km逆走する危険があるのでできれば渡りたくないのです。) 「またいつもの被害妄想だ」と思って気にしないようにしていたのですが、カウントしてみるとやはり反対側が多いようです。 で、なんでか考えました。 自分は右側通行の道路を基本的に東進しています。 道路を川に見立てると常に陰側を走ってることになるわけです。 店はやっぱり陽側にあるほうが見栄えがいいため、いつも店は道路の反対側にあるのでは? という仮定を立てたのですが、どう思いますか?やっぱり気のせいかなぁ?

そう(何故か変換できない)の都、開封東京。17500kmくらい。

Image
少林拳を見てきました。とても面白かったのですが。。。 武術を名乗り、人に見せて金とるからにはやっぱり本気で戦ってくれないと。。。 希望を言えば、少林寺らしく三節棍V.S.二刀流とかでやって欲しいけど、まあそこまでの贅沢はいいません。 顔面なしとかのある程度のルールを入れても良いから、マジゲンカを見せてほしい。 見せ技ばかりで、本当に強いの?とか思ってしまう。 まあ、あれだけ運動神経よくてけんか弱いわけないだろうけど。生涯に一度で良いからバク転で本当によけてみたい。 ところで、行くまで知らなかったんですけど、少林寺拳法始めた人って達磨らしいですね。 彼の面壁九年とあの軽薄なバク転はなかなか結び付けるのは難しい。 達磨はなんであんなとこであんなことしたんですかね? 悟りっていうのは行為の中で開けるものなんじゃないのか?とまあ、自分が[行為しない人間]だから思うのかもしれませんが。 どんな理由ではじめたにせよ、九年もやったら尊敬してしまうけど、ただの人間嫌いの鬱病(ところで、中国には至るところに精神病院があります。思想犯でも収容してるんでしょうか?)なんじゃないか?と思わなくもないですね。 今日、4日ぶりに雪が降りました。 たまに古雪っていうのは良いものですね。 雪は都会の方が合う気がします。寂れ切ったところに降る雪は悲しすぎる。。。 雪の降り続いていた間考えたのですが、死ぬんだったら夏に死にたいですね。 カンボジアであのとき、目の眩むような太陽の下で(まあ、目が眩んだのは多分失血のせいだけど)カラカラに干涸らびるというのは悪くない死に方だったかも。 比較して、という話です。全っ然死にたくありません。 ところで、ゴールを変更することにしました。 上海まで最短距離で1000km程なので、期限の2月8日までにつくことは可能なのですが、もう少しゆっくりしたいので、 連雲港まで走ってそこから上海まで船、 あるいは青島まで走りそこから下関まで船 のどちらかで行くと思います。 以前、中国人の運転マナーをほめましたが、あれは間違いでした。 マナーが良いのはウイグル人です。 東へ行くに従いひどくなってくる。。。もはや下手するとイラン以下です。 全員が全員、周りへの迷惑は一切考えていません。そしてもはや自分もその一員です。 おまけに中国人は爆音大好きなので、一日路上にいると、ク

らくよう。ついにはれました。

Image
とうかいじょうふりつづいたゆきもついにやみました。ひさしぶりのあおぞら、やっぱりいいですね。 なんでそらがあおいってだけでこんなにいいきぶんなんだろ? だいたいじぶんのきぶんはてんきにしはいされすぎだ。あおいひさしのついたぼうしをかぶってせいかつするってのはどうだろう? ちゅうごくじんのチャリダ-ふたりぐみ(ひだりグオドン、みぎヤンヤン)とであい、だいぶおせわになりました。 らくようではヤンヤンのじっかに2はくもさせてもらいました。 ヤンヤンママに「せんたくもんだしなさい」といわれたので、いろいろあらってもらいました。あんまりドきたなかったので、「いったいいつからあらってないの!!?」といわれました。 「2しゅうかんまえからです」とこたえましたが、じつは、うわぎは1かげつ、ズボンは2かげつ、ウィンドブレーカーにいたっては10かげつあらってませんでした。はずかしくてそんなことはとてもいえませんでしたが。。。だってさむくてあらいもんするきにならないだもん! ちょうごうかなレストランにつれていかれて、うさぎののうみそとぶたのあしをくいました。うまかったけど、なんでそんなみょうなとこばっかりくうんだろう? せかいいさんのリュウモンセックツはヤンヤンのしりあいがけいびのけいさつかんだったから、100げんのところをただにしてもらいました。おまけにパトカーのそうげいつき。パトカーのるのなんかいめだっけ。。。 あすはショウリンジをみにいきます。 ヤンヤンパパがいうにはたいきょくけんのほうがつよいらしいけど。

明日は黄河と再会

Image
西安、ガイドブックによると、「中国四大古都」「中国の京都」「中国観光のハイライト」  でも、西安に行った人からは「まあ、すごいといえばすごいのかもしれないけど…」「別に行かなくてもいいんじゃない?」「薄暗いだけ」と散々な言われよう。  実際のところどうなのか結構興味があって色々行ってみました。  大雁塔にいきました。西遊記の終着点?です。塔に登ると西安市街が一望できるらしいのですが、雪のため、1km先もろくに見えそうもなかったので入りませんでした。  華清池に行きました。バックのリ山とかなかなかいい感じに見えたので入ろうとしたのですが、なぜか門番と喧嘩になり、入れませんでした。  兵馬俑、17:07に着いたのですが、なんと、閉館時間は17時!歩き方には18時ってかいてあるんだけど…  なんか、この町とは縁がないな、ってことで早々に立ち去りました。観光にはついに一銭も使わずじまい。  毎日毎日雪です。寒いのは意外と慣れました。でも、もういい加減青空が見たい。最後に青空を見たのはいつだっけ?この雲どんだけでかいんだろ?  自分は精神状態を天気に激しく左右されるので、荒みきってしまいそう。  ところで、躊躇っていましたが、一度小便かけてしまえばもう気になりません。考えてみれば、この自転車は河原で洗濯している時に巨牛に水様便をかけられたこともあるので、いまさら気にすることではありませんでした。  なんにしても、明日は黄河との再会です。そして3日後には洛陽。       

西安まであと100kmくらい。

Image
ここ、4日続いて雪でした。 それは別にかまわないのですが。。。 1月11日、人生最悪の迷子をしました。 雪が津々と降り積もる夜、自分がどこにいるのかも分からず、あと何km進めば集落があるのか、そこにたどり着いたとして宿はあるのかもわからず、腹が減って足は動かず、涙こぼれそうでした。 だいたい中国の地図はひどすぎる。3冊の地図を見比べると、まず、意見が一致しない。一致したとしてもそれが正しいとも限らない。この地図に一体なんど泣かされたことか。 迷子中、集落を3つばかり通ったのですが、宿はどこ?ときくと、[ねーよ][しらねー][あーあっちあっち。(根拠なし。シッシッと同義)]を30連発。 イスラム圏でさんざん甘やかされてきたため(普通、案内するか、うちにこい、となる)、文化の違いに驚きました。 最後にたどり着いた村でもそんな感じだったのですが、料理屋(閉店後)に入り、無理矢理飯食わせてもらい、[こうなったらこの店に泊まってやる、意地でもここから動かんぞ!]と思っていたら、何とかなりました。感謝。 迷走70km、何とか翌日には脱出しました。 昨日はなぜか、経営者がちゃんといてガラガラの宿20軒にたて続けに[空き部屋ねえよ]と断られました。 いまだに理由は分かりません。全国旅館ストライキデーとかだったんでしょうか? おかげで、中国では無理だと思っていたホームステイができたので、まあよかったのですが。 最近、気を抜くとすぐギアが凍りついて動かなくなってしまいます。近くに店があればお湯をもらうのですが、今日は小便かけようか真剣に悩みました。 蘭洲で偽札をつかまされました。200元(3200円位)も。違いは自分には分かりません。 2枚とも、ATMからピン札で出てきました。路上で甘栗売ってるおばちゃんに一瞬で見抜かれました。この二つから考えると。。。偽札の発行元は銀行(もしくは行員が小遣い稼ぎにやっていて銀行は黙認している)? なんつー国だ!と腹が立ち、この国に仕返ししてやる!と思い、公安でのビザ延長料の支払いを偽札でしようとしたのですが、またしても一瞬で見破られました。 ガイドブックには、[偽札と知らずに使っても捕まる(多分知ってて使ったのバレてた)]と書かれていたので、[ヤベー!ドジッたぜ、捕まる!]と思いきや、偽札を返してくれました。逮捕はないにしても、何で偽札を回収

蘭州。ここで二度目のビザ延長

Image
ここ、蘭州はラーメン発祥の地らしいです。 旨いし安い。でも日本のラーメンのほうが上でした。 半端ない大都会です。マドリッド、イスタンブール以上の大都会っぷり。 最初の10分位は楽しかったのですが、でか過ぎて疲れます。 これから、大都市の中心は避けて通ります。 黄河第一橋というものを観てきました。 「黄河で一番上流にかかっている橋」と手持ちのガイドブック(旅行人99年版と歩き方07年版)には書かれているのですが、それよりも上流に橋が少なくとも4本架かっていました。あれはなんだったんだろ? 黄河、思ったよりも大分澄んでいました。ここから先で北に折れて沙漠を通るときに黄砂を拾って濁るらしいです。数百キロ先で黄河と再会するのが楽しみです。 これからどう進もうか、だいぶ悩みました。 当初の予定では、 蘭州-黄竜-九塞こう-成都-長江のあたり-黄山-上海 でしたが、これだとあと4ヶ月ぐらい欲しいところです。 ビザはあと1月くらい。しかも、一番見たかった黄竜(降雪で通行不能という話も)と九塞こうは湖面が凍っててつまらない(というかこれ以上寒いところに行きたくない。冬のアラスカは無理そうです。)らしい。 ということで、 1.312国道を上海まで突っ走る。   最速で(2200kmくらい)歯医者にたどり着く。ビザ期限に間に合う。 2.蘭州-西安-ろ山-張家界-黄山-上海   当初のルートのショートカット版。   結構楽しそうだけど、不眠不休で走る日が7日くらいないとビザが切れそう。 3.蘭州-西安-黄河沿い-上海   今はあんまり興味ないけど、中国の軍記小説が好きだったころ(今は内容ほとんど覚えてませ  んが。せいぜい関羽格好よかったな、とか。)行きたかった旧跡に色々行ける。   すごいがんばってこいだら何とか上海までビザ持つかもしれない。 の3つで考えました。 多分、ルート3でいくことになります。 旅行中、よく人に「クレイジー」と言われます。また、「クレイジー」を名乗る人にも数人会いました。 自分にとっては、クレイジーというのは最高の栄誉なので、そういわれれば悪い気はしませんし、クレイジーを名乗る人たちはみな話が面白くて気のよい人でした。 だけどクレイジーを自称するからには、垣原組長、虎眼先生(例え話をしようとするとどうしても漫画に…)あるいは野中、ガッティくらいの無敵の狂人でな

今年もよろしくお願いいたします。

いきなりどうでもいい話ですが、先ほど飯屋に入ってメニュウを見たら「美人脱衣」というのがありました。 しばしの考慮の末、思い切って注文しました。 ドキドキしながら待っていたのですが、出てきたのはただの剥いたきゅうりでした。 剥いただけです。あと、何もなし。じゃ「きゅうり」って書けよ! 唖然として固まっていたところ、店の女の子たちが僕のその顔を見てクスクスと笑っていました。 今年もなかなか幸先良さそうです。 走りながら、自分の将来について考えようとするのですが、まったく考えがまとまりません。 思考は自然と過去へ過去へと流れていきます。 青春の、少なくとも前半はもう終わったのかな、とか考えます。 過剰な自意識に振り回されっぱなしの人生でした。 そんなもんだから、思考は勘違い、そこから導き出される言動は当然的外れ こうして書いている文章も多分相当的外れなんだろなあ 思えば失敗と恥にまみれた人生…のはずなのですが、意外と気に入っています。 自分の過去を振り返ってみると失敗した場面ばかりしか思い出せないのですが、不思議なことに、信じ難いほど楽しい人生(自分にしては)でした。 その瞬間にはいつも、自分が幸せなんだ、という自覚はないのですが、今思うと本当に楽しかった。 甲子園を目指さなかったり、女性と縁がなかったりして、青春という言葉には不可欠な仲間と流す涙とか恋とかが欠損していたりはしますが。 中学を出てからというもの、年を追って加速度的に楽しくなってきていて、ドラゴンボールでいうと「ちっスカウターの故障か!?」ってくらいです。 日本での最後の年なんて(不吉な言い回しになってしまった)、この後どうなっちゃうんだろうと不安になってしまうくらいでした。 なんでだろ? まあいいか 今年もいい年になるといいですね。