聖都ブハラ 11000kmくらい

無事沙漠を抜けました。
期待していたようなきつさは当然ありませんでしたが、本ッとうに面白かったです。
砂漠の印象。
寒い
10月初旬の標高300mでこの寒さ。。。この装備でイルケシュタム峠を越えるのは不可能なのでどっかのバーザールで旧ソ連軍の放出品でも買っていきます。
意外と植物多い
風がきつかったけど暑くなかったので、水の補給は楽ちんでした。

こないだ数えたら、ウズベキスタンは17カ国目でした。
そのなかで、1ぽんだけきょうかいせんをひくとしたら、 それは、ぼすぽらすかいきょうとか きりすときょうといすらむきょうとかではなく いらんととるくめにすたんのあいだだとおもいました。
何がどう違うっていうのはうまく説明できるか分かりませんが、一言でいうと、非常に面白いです。
人の顔が違う、東アジアの香りがするっていうのもあるのですが、何というか、比喩とかではなく、空気が全然違うように感じます。
ちょっとだれはじめていたのですが、
[そうだ、俺は冒険者だ!]って叫びたいくらいおもしろいです。

トルクメニスタンの写真を乗せようとしたのですが、このネット屋からはできませんでした。トルクメニスタン人、そんなに自分と似てるようには感じませんでした。
強いて言えばみんな前歯が義歯ってことでしょうか?
トルクメニスタン人は20世紀初頭まで遊牧生活をしていたので、財産は身につけて持つらしいです。だからみんな前歯を金歯にしているのかも。
ところで歯の話ですが、7月ごろから患っている虫歯が悪化してきているような。。。?アンカラの薮医者のせいだ! ついでに前歯がカタカタ動くようになってきました。
前歯なしで、グラサン、ちょび髭だと完璧にヤクの売人になってしまう。。。警察に職質を受けまくること必定![お前売人だろ!]っていわれたら、自分でもおもわず[そうかも]とか思ってしまいそう。。。ウズベキスタンの警察は世界一腐敗しているらしいのでそれは避けたいなあ
トルクメンのウチャジュというまち(あと130km進まないと村がないという人口100人未満の床)に旅行者ノートが置かれていてびっくりしました。
多分、世界一辺鄙なところにある旅行者ノートではないでしょうか?
ひつぜんてきにかきこみの98%は チャリダーでのこり2%はバイカーでしたが。
途中であったひとのかきこみや途中であった人から聞いた人の書き込みなどもあって今まで見たノートで一番面白かったです。トルクメンを旅行される方はよってみたら面白いかもしれません。
沙漠で、自分の未来について考えようとしたのですが、さっぱりまとまりません。
自分は研究テーマの変更を許してもらえるんでしょうか?
テーマといったってひどく漠然としていて教授を説得できる自信は全くないし。
いつごろ働き始めるんだろう?
そもそも、自分の中では、ノマド(遊動者)へのあこがれと定住者でありたいという願いがどちらも強すぎて(あるいは弱すぎて?)常に拮抗していて(多分、みんな多かれすく泣かれそうなんだと思いますが)、将来自分がどちらになるにせよ、後悔し続けるんだろうなあ、と思って少し悲しくなりました。

話はウズベキスタンに変わります
今、ブハラに入るのですが、今までで一番気に入った街かもしれません。
建物の名前とか一個も分かってないんですが、ただ散歩するだけですごい面白いところです。
昨日は近所のこと、世界遺産の何とかっていうもんをゴールがわりにサッカーしたりしてました。
明日の朝出るつもりだったのですが、15日の朝まで延期しました。
糞-!!ビザたんねえ!
下手したら不法滞在になるかも。。。
ビザの延長すごい面倒なうえ、大金がかかるらしいし、レギストラーツィヤという腐り切ったしきたりがあって、各街ごとに役所に滞在届を出さなきゃいけないのですが、野宿したりしてる自分には不可能なので、役所に行ったりして[レギストラーツィヤはどうした?]とかきかれたらやばいのです。
そして、超久しぶりの豚肉とビールです。
ぐはっ、とうめいてしまうほどのうまさです。

ただこの街への最大の文句はまともなちゃり屋がないということです。
前輪のハブから異音がするのでちゃり屋に持っていったら悪化しました。
次のまともなちゃり屋はカシュガルだと反対から来たチャりダーにききました
カシュガルって何kmさきだよ!!!

Comments

TARO said…
>みなさま

ということで、このように治樹は無事なわけです。

誘拐されてしまった人は横国の人みたいですね。心配だ。
Unknown said…
次会う時は前歯が金歯になってるのかな?

誘拐された学生の無事を祈るばかり。
Unknown said…
This comment has been removed by the author.
Unknown said…
今日の朝、ニュース聞いてちょっとひやっとしてしまったよ。コース変えなかったら通っていた地区だよね。

寒波がくるとものすごく冷えるみたいだから、防寒にはくれぐれも気をつけてな。
Unknown said…
老婆心ながら・・・

イルケシュタム峠って高さが富士山級だな・・・。平地より20℃以上低いんだよね。ホント寒さには気をつけろよ~
Zucasa said…
久しぶり!かなり楽しそうな旅行でうらやましい限りです。今朝は少し背筋が凍ったけど。
定住と遊牧のジレンマわかる気がするなぁー。また更新楽しみにしています。気をつけて!
谷中坊主 said…
ハーイ!
太郎ちゃん、小野和浩の叔父の亀川です。
中国は行くのですか?
カシュガルに行くにはクンジュラブ峠を超えなアカンけど、冬季は超えられないと思うで。

中国は検問多いから気をつけて。
中国はバイクは禁止やけど、自転車はOKなの?
ちなみにクンジュラブ峠で会ったカナダ人のサイクリストはトラックに隠して自転車持ち込んでました。

北京オリンピックに向けて、オレが行った頃は中国全土で道路整備工事してたから、ハルキが着く頃には道路網が完成してるかも。
でもそういう道を通ってもおもろないので、地図で他のルートを探して、そこを走った方がいいでしょう。

ちなみに中国で一番(というより個人的には世界一)幻想的な砂漠は、タクラマカン砂漠ではなく、ゴビ砂漠の南に広がるバダインジャラン砂漠です。

“中国も日本も変わらん!” というのが感想ですが、バダインジャラン砂漠だけは別物です。あそこは宇宙です。

(まだ始まっちゃいねぇよ!というのは北野映画のラストの台詞っしょ?)
Anonymous said…
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