トルファンにいます。夏は中国一暑い所らしいけど…

実はビザが8日に切れてしまったのですが、罰金覚悟で公安に出向いたところ、一言の説教もなしにビザ延長をしてくれました。どうやらビザって結構適当なものらしいです。

12月も中旬に入りました。日本は今頃街を歩けばクリスマスソングがガンガンにかかってるんだろうなぁ、とか思うとなんかとても淋しくなります。自分はクリスマスが大嫌いなんだと20歳くらいまで思い込んでいたので、いい思い出というものはあんまりないし、クダラネェ、とも感じるけど、あの何処行っても自分だけお祭りからはみ出ちゃってる感覚を懐かしく思い出したりします。そんなわけで、太郎の替歌クリスマスソングを歌いながらチャリをこいだりしています。

先日、走っていると、ちらちらと雪が降ってきました。沙漠に雪が降るとは思っても見なかったので驚きました。

ここ1週間くらい、最高気温は常に零下です。寒いです。冬の沙漠で野宿をすると、心が荒みます。なので、最近は毎日宿にとまっています。たいてい1泊10元(160円くらい)です。他の国ではちょっと考えられないくらいのぼろさだったりしますが、どの宿も壁と天井と布団とお湯と暖房(猫がいるとこも多い)があるので、自分には十分すぎるくらいです。

自分は東へ東へと進んでいるので、彼岸を過ぎた今、恐ろしいほどのスピードで日没が早くなっています。毎日7、8分は早まっている気が…もちろん日の出も2,3分ずつ早まっているわけですが、毎日行動開始時刻を2,3分ずつ早める、というのは自分には不可能なので、行動可能な時間は日に日に短くなっていきます。いまや2時過ぎには夕方のような気配です

中国について少し書きます。

中国には見知らぬ人に挨拶する習慣はあまりないようです。今までは避けようと思っても地元民とのコミュニケーションがあったのですが、中国では、ジロジロト見てくる人にこちらからニーハオ!と言っても十中八九シカトされます。

中国のテレビでは良く日本軍が悪役として登場します。食堂などで、我是日本人とか言ってるときに日本軍が悪行の限りを尽くしてたりすると焦りますが、みんなあまり気にしていない様子です。ここが西部だからでしょうか?

世界三大料理とは、中華、日本、韓国だと思います。まあ、自分が東アジアの味に親しんで育ったためというのは大きいのですが、料理のレパートリーの多さや、調味料の多彩さ、など群を抜いていると思います。そこからさらに値段を考慮に入れるとせかいのりょうりは中華とそれ以外に大別できます。

中国のトイレ事情に文句を言う人は多いようです。確かにくさいし汚い。トイレの下に、標高1.2mくらいの大便の山が築かれていたりするとちょっとびびります。自分も一瞬躊躇しますが、次の瞬間には慣れます。こんな時、俺って意外と適応能力高いかも、とかも思います。いずれにせよ、ヨーロッパの40㌣~2ユーロもとるトイレ(おまけに硬貨を投入しても自動ドアがちゃんと開く確立は7割くらい。しかも数が少ない。ヨーロッパの街中ではいつも小便を我慢していたように思います。)に比べれば百倍ましです。

それにしても、砂礫、岩山、電線のない電柱、道路、鉄道しか視界にないこの荒涼とした風景をいつになったら抜けられるんでしょうか。正直、もう飽きました。いったい後いくつの地平線を越えれば…



そういえば、以前、タクラマカン沙漠は南回りで抜けると書きましたが、その翌々日には早くも心変わりをして今北周りコースにいます。ついにコメント読めました。ありがとうございました。
最近、寒くて手袋はずすのが面倒でめっきり写真撮る回数が減りました。これじゃつまらないなーとも思うのですが。

Comments

TARO said…
さっき治樹の洗濯物を発見した。
かごで腐ってたよ。
Anonymous said…
ヨーロッパからだいぶ来たね。すげーな!

俺は後輩が二人できました。
勉強になるけど、指導するのは疲れるね。
最近は物撮りしたり、モデル撮りの練習をしているよ。
かなり旅慣れてきたようだけど、くれぐれも健康と安全には気を付けてね。

じゃあ、また。頑張れ!!

Popular posts from this blog

Makedonia, Ohrid 5120km