カヨクカンにいます。今日は寒くて寒くて、街なかでも目出し帽でした。
白岩先生、済みませんでした。今気付きました。
連絡ありがとうございました。僕の居場所って残ってそうですか?
先日、イスタンブールで達人からいただいた木刀を紛失しました。
やむを得ず人目につく場所でテントを張った夜、野犬の遠吠えがうるさい夜は抱いて寝ました。
犬を幾度も追払いました。おかげで今はドーベルマン二頭に追われても、ちっうっせーな、というくらいの心の余裕ができました。
山賊地帯を走った時は精神的に大分支えられました。
荷物が重すぎてスタンドが支えない時は自転車を支えてくれました。
考えてみれば、安全圏に入り、軽量化した今、彼の役目は終わったわけですが、やっぱり悲しいもんです。
ついでに、カシュガルで2700円で購入したゴア手袋もなくしました。
こうして大事なものをなくすたびに、もとから重しがないとどっか飛んでっちゃいそうなほど軽い僕の魂はますます軽くなっていきます。
一昨日、吹雪の中を走りました。追い風だったので。不思議なものを見ました。
細かい粉雪ばかり降るのですが、地面にそれが全然根づかないんです。
で、そいつが風に吹かれて飛んでくわけですが、路面をなめるように這って流れていきます。
その姿がまるでトカゲのオバケのようで、追い風なので一緒に進んでいくわけです。
すごい時には何千というオバケトカゲと一緒に走るのですが、そうしていると、自分も外から見たらこいつらとおんなじなのかも、本当はとっくにどっかで野垂れ死んでて走ってる気になってるだけでただ風に吹かれてるのかな、とか仕様のない思いにとらわれたりします。
写真は3になってるつもりです。この道路は上海まで続いています。
たったのあと3333km。。。 地球1/12周と言い換えるとちょっとすごそう。
日本との時差はあと1時間です。
道道お世話になった人たちを思い出しては、今あの国は何時だからきっとあれしてるかな、とか、寝坊して12時起きという日には、ポルトガルは今4時だから超早起きじゃん(あっこれ日本でも言い訳に使おう!)!とか思うと不思議な気分になります。
今日、万里の長城の西端に行ってきました。つまり、ここからが(昔からの)中華世界ってことですかね?
Comments
先生も読んでたんだね。
変なこと書かなくてよかったね。
でも、1日100キロ走っちゃえば1ヶ月でついちゃうんだなぁ。
最近はけっこう安心して見ていられるようになったよ。でも、最後までは気を抜かないようにな。